新生児期、抱っこ紐とA型ベビーカーは「必要になってから」でよかった|里帰り出産のリアル

リングスリングで眠る赤ちゃんを抱くお母さんと、背景に使われていない抱っこ紐とたたまれたA型ベビーカーが置かれたイラスト 買ってよかったグッズ

里帰り出産を控えていると、「抱っこ紐とベビーカーは、産前にぜんぶそろえておかなきゃ!」と思いますよね。わたしも、まさにそう思い込んでいました。

新幹線で帰る距離の里帰りだったこともあり、赤ちゃん用品店でも「新幹線で移動されるなら、皆さん買っていかれますよ」と言われて。出産前に、抱っこ紐とA型ベビーカーを、それはもう、たくさん調べて準備しました。

でも、ほんとのところを書きますね。結果的には「最初から急いで買わなくてもよかったかも」というのが、今のわたしの本音です。同じように里帰り出産を控えているママに、わたしの体験が少しでも参考になればと思います。

なぜ「産前に絶対必要」と思い込んでいたか

里帰り先から自宅までは、新幹線を使う長距離。だから「移動には抱っこ紐がいるし、自宅に戻ったら毎日ベビーカーでお散歩するんだろうな」と、ごく当たり前に思っていました。

お店でも「あったほうがいい」と言われたし、ネットにも情報がたくさん。「産前に準備するのが当たり前」という空気の中で、わたしはせっせと比較して、選んで、買いそろえたんです。

ところが、実際に赤ちゃんとの生活が始まると、思っていたのとはちょっと違いました。

抱っこ紐:産前に買ったのに、新生児期は「スリング」に救われた

まず抱っこ紐。わたしは産前に、しっかり選んで買っていました。

わたしが買った抱っこ紐は、新生児(生後2週間ごろ)から使えるタイプ。でも、2週間健診のときにいざ使おうとすると「これ、絶対難しそう…どうしよう?」と固まってしまって。新生児の小さな体を、足を開かせて装着するのが、慣れないわたしにはハードルが高かったんです。そこで急いで調べて知ったのが、スリングでした。すぐに購入。

そして、もうひとつ。里帰り先から自宅に戻る日、産後のわたしはあまり重いものを持たないほうがいいということで、移動中は夫が抱っこ紐で息子を抱える計画でした。

でも、産後に夫が実家へ来られたのは1回だけ。赤ちゃんを使った抱っこ紐の練習も、たった1回しかできませんでした。そして、その1回が、まあ、うまくいかなくて…。夫は汗だくになりながら奮闘して、息子もとうとう泣き出してしまって。「自分が頑張らなきゃ」と必死になるほど、周りが見えなくなってしまうタイプで。必死な夫を見ていたら、こっちまで切なくなってしまいました(夫も本当に一生懸命だったんです)。

夫が帰るとき「じゃあ当日は、わたしが抱っこ紐を練習して抱っこするね」と言ったものの、これもやっぱりうまくいかず。結局、自宅に戻る当日は、スリングでわたしが息子を抱っこすることになりました。今でも「あんなに難しい装着を、みんな軽々とこなしてるなんて…世のママパパは天才なの!?」なんて、夫婦で笑っています。

このとき——スリングという“保険”があって、本当に良かった…! と心から思いました。

そんなわけで、産前に買った抱っこ紐は、しばらく出番が来ませんでした。しかも、うちの子の場合は、その後も抱っこ紐の本格的な出番がなかなか来なかったんです。

今になって思うのは、抱っこ紐は、実際に赤ちゃんを抱っこして、装着のしやすさや抱き心地を試してから選んでもよかったな、ということ。「新生児から使える」となっていても、実際に使いこなせるかは、赤ちゃんの大きさや、抱っこする人との相性しだいだったりするので。

A型ベビーカー:最初の数ヶ月、ほとんど出番がなかった

そしてA型ベビーカー。これは、わが家にとっては思いきって、少し奮発して買ったものでした。…が、最初の数ヶ月、ほぼ使いませんでした。

理由はいくつかあって、まず健診。2週間健診と1ヶ月健診に行ったとき、まわりを見てびっくり。ベビーカーの人がいなくて、周りも抱っこの方が多かったんです。わたしは「待合室ではベビーカーで待っているもの」と思い込んでいたので、ちょっと驚きました。

それから季節。秋生まれで、そのまま冬に入ったので、寒くて外に出る機会自体がほとんどなくて。毎日のお散歩でベビーカー、という生活は当分やってきませんでした。

奮発して買ったぶん、「値段 ÷ 実際に使った回数」を計算したら、1回あたりがものすごく高くついて、夫と笑ってしまいました(笑)。

じゃあ、どうすればよかった?

わが家の経験をふまえて、もし「過去の自分」にアドバイスするなら、こうです。

  • 移動や新生児期は、まずスリングで様子を見る
  • A型ベビーカーは、レンタルにするか、必要になってから買う

特にベビーカーは、今はレンタルという選択肢があります。「使うかどうか分からない最初の数ヶ月はレンタルで、生活リズムが見えてきてから、必要なら購入する」。この順番なら、わが家のように「買ったのに出番がない…」を避けられたかもしれません。里帰りがある場合でも、A型ベビーカーはレンタルで十分だったかな、と今は思います。

でも、これは「うちの場合」です

念のため書いておくと、これはあくまでわが家の体験です。

たとえば、春や夏など、お散歩しやすい季節に生まれた赤ちゃんなら、ベビーカーが早くから活躍したかもしれません。赤ちゃんによっては、抱っこ紐が早くからぴったり合う子もいると思います。

だから「買うのはダメ」という話ではなくて、「みんなが産前に急いでそろえるから、自分も同じようにすべき、とは限らないよ」ということ。生活スタイルや生まれる季節、赤ちゃんとの相性で、ベストな選び方は変わります。

まとめ

里帰り出産を控えていると、つい「全部、産前にそろえなきゃ」と気が急いてしまいます。わたしもそうでした。

でも、抱っこ紐もA型ベビーカーも、「必要になってから」「実際に赤ちゃんと過ごしてみてから」選ぶ余地は十分にあったな、というのが正直な実感です。スリングやレンタルをうまく使えば、出費も抑えられて、わが家により合ったものを選べたかもしれません。

これから準備するママの、肩の力が少し抜けたらうれしいです😊

(関連記事)里帰りから自宅までの長距離移動の様子は「生後1ヶ月半で新幹線に乗ったレポ」でくわしく書いています。

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