歯を磨こうとしても口を開けない。仰向けになっても、すぐ寝返りして遊びに行ってしまう。
やっと歯ブラシが口に入ったと思ったら、今度はぎゅっと噛まれる。わが家の息子との歯磨きは、そんな感じでした。
歯は増えていくのに、わたしはうまく磨けない。「虫歯になったらどうしよう」「歯垢、取れていないだろうな」と、ずっと心配でした。
そんなわが家で変化があったのは、1歳頃。息子が持つブラシとは別に、親が磨くためのブラシを用意したことでした。
使い始めて約2週間。わたしの感覚では、毎晩の歯磨きの8割くらいはしっかりできるようになっています。そこまでに試したことと、まだうまくいかないことを振り返ります。
歯ブラシは好き。でも、親に磨かれるのは嫌
息子は、まだ「歯磨きが何をする時間なのか」がよくわかっていないのかな、と感じます。基本的に、親が磨こうとすると嫌がります。
口を開けてくれず、仰向けにしても寝返り。そのまま遊びに行こうとするので、なかなか歯にたどり着けません。
口にブラシを入れられても、噛まれて動かせなかったり、すぐに取り返されたり。歯ブラシの主導権は、あっという間に息子の手に。
それでも無理に続けようとすると、怒って泣いてしまいます。
ただ、息子は自分のシリコン歯ブラシが大好きなんです。自分で持って、かみかみするのは好き。それなのに、わたしが歯を磨こうとすると難しい。この違いに、毎晩苦戦していました。
ガーゼから始めたけれど、歯が8本になっても苦戦
息子は生後5か月頃に下の歯が2本生え始めました。9か月頃には上下合わせて4本、10〜11か月頃には8本になっていたと思います。時期はわたしの記憶なので、だいたいです。
歯磨きを始めたのは、上下2本ずつ、4本くらい生えた頃でした。
早めに自分で持つ歯ブラシを渡しておくと、歯磨きへの抵抗が減ると聞いたことがありました。それで用意したのが、EDISONmamaの「はじめて使う歯ブラシ」のリンゴ型です。
やわらかいシリコンのブラシで、息子が自分で持てるところにひかれました。口の奥に入りにくい形状も、選ぶときに気にしていた点です。メーカー公式の商品情報でも、幅広の持ち手やシリコン製のブラシが紹介されています。
最初は、このブラシを息子に持ってもらい、その間に親が歯磨き用のガーゼで歯を拭こうとしていました。息子が好きなブラシを口に入れていれば、その隙に拭けるかなと思ったのですが、ほぼうまくできませんでした。
歯が6本くらいになった頃にはガーゼをやめ、息子が持っているシリコンブラシで、親が磨こうとするように。
でも、こちらもうまくいかず。生後11か月頃には歯が8本生えていたのに、「今日はちゃんと磨けた」と思えたことは、ほとんどありませんでした。
※子どもが自分でブラシを持つ際は、形状にかかわらず見守りが必要です。消費者庁は、保護者がそばで見守り、床に座らせ、歯ブラシを持ったりくわえたりしたまま歩かせないよう案内しています。消費者庁「歯ブラシがのどに刺さる事故」
歌を流したり、先にかみかみしてもらったり
どうしたら磨けるのか、ネットで見かけたことも試しました。
Xで見た、仰向けに寝かせた子の腕を親の足で押さえる方法もそのひとつです。ただ、わたしにはうまくできませんでした。
今も続けているのは、歯磨きの歌。YouTubeで「歯磨きじょうずかな」を流したり、わたしたちが口ずさんだりしています。
これで磨きやすくなったかというと、今のところはわかりません。いつか「この歌の時間は、歯磨きなんだ」と思ってくれたらいいな、くらいの気持ちです(笑)。
それから、息子が好きなシリコンブラシを先に渡して、気が済むまでかみかみしてもらうことも。
そのあとに仕上げ磨きをしようとするのですが、そもそもブラシを離してくれないことがあります。本人は気に入っている。わたしはそのブラシで磨きたい。1本を交代で使おうとしていたので、そこでまた止まってしまうんです。
1歳頃、歯ブラシを2本にしたら磨きやすくなった
転機になったのは、ネットで「子どもが持つブラシと、大人が仕上げ磨きをするブラシを分ける」という話を見たことでした。
わたしは、それまで1本でいいと思い込んでいました。別々に用意するんだ、とびっくり。
1歳になった頃に買い足したのが、コンビの「テテオ はじめて歯みがき乳歯ブラシ STEP3」です。わが家では、これを親が仕上げ磨きに使うブラシにしました。
息子が自分のシリコンブラシを口に入れたあと、口から抜いた合間に、わたしがもう1本で歯の表面を磨く。その繰り返しです。息子がしばらく磨かせてくれたら、また自分のブラシを口に入れることも。こうして使い分けると、以前より磨きやすく感じたんです。
1歳になって、初めてうまく歯が磨けている感覚。
ずっと磨けていないことが心配だったので、ちゃんと磨けると感じる日が増えたのは、ほんとによかったです。
ここで、商品について補足しておきます。テテオ STEP3は、メーカーでは子どもが自分で奥歯まで磨く練習用として紹介されている商品です。この記事でいう「親が使うブラシ」は、わが家での使い分けを指しています。
公式の目安は歯が9本以上、参考月齢は12か月頃から。息子は月齢には達していましたが、使い始めたときの歯はまだ8本でした。シリコンブラシでは親がうまく磨けなかったため、わが家ではこの時期に使い始めています。
これはわが家の使用経過です。ブラシ選びでは月齢だけで決めず、商品の歯の本数の目安や用途を確かめ、迷ったら歯科医師・歯科衛生士に相談してください。コンビ公式「テテオ STEP3」
約2週間たった今も、少しずつ試しているところ
ブラシを使い分け始めて約2週間。毎晩歯磨きをしていて、8割くらいはしっかりできていると思います。夫も、わたしと同じように磨いています。
もちろん、これは親としての手応えです。歯垢がどれだけ落ちたかを測った数字ではありません。
今も、息子がシリコンブラシをなかなか離さないことはあります。いつもすんなり磨けるわけではないけれど、「ほぼうまくいかない」と感じていた頃とは変わってきました。
今のブラシが替え時になったら、次は「オーラルケア マミー17」を使ってみようと思っています。まだ使ったことはないので、使い心地はこれからです。メーカーの商品情報はこちら
歯磨き剤についても、ひとつ補足があります。取材時点では使っておらず、わたしは「フッ素入りは1歳半くらいからかな」と考えていました。
ただ、現在の公的な案内は、その時期まで待つという内容ではありません。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、歯が生えてから2歳までは、900〜1,000ppmFのフッ化物配合歯磨剤を米粒程度、1〜2mmほど使う方法が示されています。濃度や量も含め、お子さんに合う使い方は歯科医師・歯科衛生士に確認してください。厚生労働省「フッ化物配合歯磨剤」
歯は増えるのに、磨こうとすると嫌がられる。歯磨きのたびに心配していたわたしにとって、親が使うブラシを別に持てたことは大きな変化でした。
わが家も、まだ試行錯誤の途中です。毎晩の仕上げ磨きに苦戦している方に、「うちもこんな感じ」と思いながら読んでもらえたらうれしいです。

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