
妊婦健診で、エコーに心臓が動いているのが映るまでが、本当に怖い。
目をつぶって、そっと薄目で画面を見る。毎回、わたしの心臓までバクバクしていました。
これまでの経験から、妊娠しても「生まれるまでは不安」という気持ちがありました。健診が月1回になると、次の健診までこの気持ちで過ごすのは、メンタルが持たないかもしれない。そう感じて購入したのが、エンジェルサウンズです。
使ってみて、わたしは気持ちが落ち着く時間を持てました。ただ、はじめは慣れなくて心音をうまく見つけられず、心配になったこともあります。
次の健診までが、なんだか長く感じる。そんな気持ちで購入を迷っている方に、よかったことも、少し戸惑ったこともお伝えしたいです。
この記事では、わが家が使っているSH-FD10について、買った理由や困ったこと、夫と一緒に聴いた時間を振り返ります。
先にひとつだけ。家庭で音が聞こえても、赤ちゃんの健康を判断することはできません。気になる症状や胎動の変化があるときは、この機器で確かめようとせず、かかりつけの産院へ相談してください。
妊婦健診が月1回になり、夫に相談して購入
エンジェルサウンズを買ったのは、1人目を妊娠していた2025年3月。妊娠3〜4か月ごろでした。
まだ、日々の胎動を頼りにできる時期ではありませんでした。健診で心臓が動いているのを見られても、次の健診まではまた間が空くんですよね。
健診で確認できたことはうれしい。でも、それで次の健診までずっと落ち着いていられるかというと、わたしはそうではありませんでした。
「生まれるまで不安なんだろうな」と思いながらも、その間をどう過ごしたらいいのか。それなりの値段がすることもあり、夫に相談しました。
レンタルも考えたけれど、新品を選んだ
最初から「これを買おう!」と決まっていたわけではありません。レンタルや、自宅でエコーが見られるポケマムの機器も検討しました。
いろいろ考えたうえで、やっぱり新品が欲しい。自分たちに買える範囲だったこともあり、エンジェルサウンズを選びました。
レンタルと購入、迷うところですよね。わが家の場合は、どちらがお得かを細かく比べて決めたというより、「新品が欲しい」「この金額なら買える」が決め手でした。
レンタルは実際には使っていないので、使い勝手の比較はできません。あくまで、わが家が購入を選んだ理由です。
初めて聞こえたときの感動と、聞こえないときの不安
初めて試したのは、たしか12週ごろだったと思います。正確な週数までは覚えていません。
最初に戸惑ったのは、「どこに当てたらいいんだろう?」ということ。小さな音を探して、おなかに当てる場所や角度を変えていました。
当てればすぐに聞こえる、というわけではなかったんです。慣れないうちは心音をうまく見つけられず、「聞こえない…」と心配になることもありました。
聞こえるのは赤ちゃんの心音だけではありません。臍帯音(へその緒を流れる血液に由来する音)や、自分の動脈の脈の音まで拾うこともあります。「これ、どっちの音?」と迷ってしまいますよね(笑)。音を自分で聞き分けて、赤ちゃんの状態を判断することはできません。
不安な時間を少しでもやわらげたくて買ったのに、音を探している間にも不安になる。使ってみると、そんな戸惑いもありました。
だからこそ、初めて聞こえたときは感動しました。おなかの中に命があるんだなあ。音を通して、そう感じられた時間でした。
ちなみに2人目のときも不安すぎて、8週目と9週目に夫には内緒で試してみました。でも聞こえず、自分で不安をあおっただけでした(笑)。これはわたしの体験で、早い時期の使用をすすめるものではありません。SH-FD10の添付文書では通常妊娠12週目から使用可能とされています。使用前に医師の指示を受け、取扱説明書を確認してください。
聞こえるまで探し続けるものではない
わたしの「12週ごろ」という記憶は、同じ時期なら誰でも聞こえるという意味ではありません。また、うまく聞こえない理由を、家庭で判断することもできません。
公式の商品ページでは、使用前に産婦人科医の指示を受けること、説明書を確認すること、1回の使用を5分以内にすることが案内されています。見つかるまで長く探すのではなく、医師の指導と説明書に従って使うものです。
出典:ちゃいなび公式「エンジェルサウンズ SH-FD10」使用上の注意(2026年10月29日確認)
胎動を感じるにつれて、使う回数は減っていった
買う前には、「どれくらい使うものなんだろう」と気になる方もいると思います。わたしは購入したころ、毎日から2、3日に1回くらい。その後は、だいたい週1回くらい使っていました。
これは、わたし自身の使用記録です。この頻度をすすめるものではなく、使用については医師に確認してください。
胎動を感じるようになると、だんだん出番は減っていきました。妊娠8か月で里帰りしたときにも持っていったのですが、そのころは胎動を頻繁に感じていて、結局使わず。
一緒に里帰りはしたものの、出番はありませんでした。
買うときには、どれくらい長く使うのか、わたし自身もわかっていませんでした。振り返ると、妊娠中ずっと使い続けたというより、「この時期によく使ったな」という感じです。
そして、2人目の妊娠でまた出番がやってきました。一度使った経験がある分、音を探す位置は以前よりわかりやすくなりました。
1人目のときに戸惑ったことも含めて、使い方に慣れた部分はあります。それでも、自分で赤ちゃんの状態を判断できるようになった、ということではありません。
SH-FD10の使い勝手と、夫と音を残した方法
わが家で使っているのは、スマートフォンのアプリには対応していないSH-FD10です。公式の商品情報でも、アプリ非対応と案内されています。
購入時にはジェルが付いていて、わたしは毎回そのジェルを使っていました。水で代用したことはないので、ジェルなしの使い心地についてはお答えできません。
わが家は動画で音を残した
わが家では本体で録音せず、夫が動画を撮って音を残してくれました。音の記録は、夫の動画におまかせです。
わたしには、その方法で十分でした。
機種を選ぶときは、アプリや録音機能も気になりますよね。わが家は、音を聴いて、そのときの様子を動画に残せればよかったので、今の機種で困りませんでした。
アプリに記録をまとめたい方なら、欲しい機能も変わってくると思います。
できるときには、夫と一緒に聴いています。わたしだけでなく、夫も同じ音を聴ける。その時間がうれしかったです。
使ううちに、音がだんだん力強くなっていくように感じたことも、よく覚えています。音の印象で成長や健康を判断したわけではありませんが、わたしには、その変化を感じる時間が愛おしかったです。
不安な気持ちから買ったものが、夫婦でおなかの赤ちゃんを感じる時間にもなりました。ここは、使ってみてよかったなと思っています。
わが家で使っているSH-FD10の仕様や、現在の価格はこちらで確認できます。
買ってよかったけれど、不安が全部なくなるわけではなかった
わたしにとってエンジェルサウンズは、妊婦健診と健診の間に、気持ちが落ち着く時間をくれたものでした。1人目のときに購入したものを、2人目でも使っています。
ただ、使えば不安が全部消えるわけではありませんでした。初めは音を探すのが難しく、聞こえないことで心配にもなりましたし、健診でエコーを見るときの怖さもありました。
購入を迷っているなら、「どんなふうに使いたいか」から考えてみると選びやすいかもしれません。わが家はアプリ連携を使わなくても十分でしたが、そこを大切にしたい方には、別の選び方がありますよね。
また、聞こえないときに余計につらくなりそうな方や、赤ちゃんが元気かを自分で確かめたい方には、購入を急いですすめたいとは思いません。まず、健診の間が不安なことも含めて、産院に相談してみてください。
健診の間が不安で、何かできることはないかなと思う気持ちは、わたしにもありました。だからこそ、よかったことだけでなく、聞こえなくて戸惑ったこともお伝えしたいと思っています。
使う回数はだんだん減りましたが、夫と一緒に音を聴いた時間は、わたしにとって愛おしい時間でした。わが家の体験が、購入を考えるときの参考になればうれしいです。

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